ガクジン

ガクジン by GAKU

GAKU

クリエイティヴの新しい学び舎「GAKU」のオンライン配信番組「ガクジン」がスタート。GAKUに集う様々なジャンルのクリエイターと10代のゲストが、今の時代に感じていることやクリエーションについて語り合っていきます。2020年6月10日より、毎週水曜日に各種ポッドキャスト配信サービスにて配信。 ガクジンとは https://gaku.school/news/gaku-zine

カテゴリー: アート

最後のエピソードを聴く:

誰も知らないピクニックの話。それは、革命の話にも、都市における文化実践の話にも、色々とつながっていきます。話し手は、建築家の太田浩史さん。建築家でありながら、と言うよりも建築家であるからこそだと思うのですが、ピクニックの世界的(研究している人が極端に少ないとのこと)研究家でもあり、「東京ピクニッククラブ」を主宰されています。さらには、インディペンデント・キュレーターの池田佳穂さんのお話も交えて、議論はさらに深くなっていきます。

ピクニックにおいて「みんなで持ち寄る」ということが、いかに民主主義という革命の勃興を表し、そしてそれを裏打ちしていたのか。その「革命としてのピクニック」の精神性は、池田さんがインドネシアのアートシーンでの実践から学び大切にされているキュレーションのキーワードである「ノンクロン(無目的にダラダラ過ごす)」「マジェリス(時間を厭わずに話し合う)」とも重なっていきます。

このPodcastは、GAKUが東急株式会社と共催で実施しているクラス「歓待としてのキュレーション」の活動の一環として収録、配信しています。このクラスは、10代が渋谷を舞台にアートキュレーションに挑戦していく機会となりますが、同時に、このようにしてテーマに関する探求を深め、それを10代の活動とともに広く発信していきたいと考えています。引き続き、ぜひご注目ください。


ピクニックの驚くべき語源とその始まり/検閲されていた演劇と、それをかいくぐるピクニック/「破廉恥」なピクニック、男も女も共に騒ごう/「持ち寄る」ということの精神性/「ピクニックペーパー」という名前のメディアがあった/「ピクニックする権利」/都市の寛容さを計る指標にもなる/都市でだらだらすることの革命性/インドネシアのアートコレクティブとピクニックの重なるところ/時間と場所を共有することが、民意の主張になる/楽しいことの一般性/ユーモアとアクティビズム/ピクニックとベルリンの壁崩壊/ホストもゲストもない、という自由と平等/垂直ではなく水平的な関係性/「歓待としてのキュレーション」に向けて


出演:太田浩史(建築家/東京ピクニッククラブ)、池田佳穂(インディペンデント・キュレーター)、熊井晃史(GAKU事務局長)

ジングル:newtone by Mecanika [MARU-169]

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  • 147 - ガクジン第83回 特別編「革命としてのピクニック」 
    Tue, 03 Dec 2024
  • 146 - ガクジン第82回 事務局編 「きず」と「創造」 
    Wed, 03 Apr 2024
  • 145 - ガクジン第81回 事務局編 
    Wed, 07 Jun 2023
  • 144 - 【後編】ガクジン第80回 向坂くじら(詩人/「国語教室ことぱ舎」主宰) 
    Wed, 31 May 2023
  • 143 - 【前編】ガクジン第80回 向坂くじら(詩人/「国語教室ことぱ舎」主宰) 
    Wed, 24 May 2023
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